◉90粒から生まれるビーズボールの規則性 ― 六芒星と神聖幾何学 ―

六芒星という言葉を目にしました。
二つの三角形が重なった対称的な形で、調和や統合をあらわす図形だそうです。
そこから神聖幾何学という言葉の意味も知りました。
宇宙の万物や生命の根源に見られる数学的な比率やパターンで、調和の象徴とされ、宇宙の法則やエネルギーの秩序を表す、自然界に現れる規則性のある形のことだそうです。
その説明に触れたとき、ビーズボールも五角形と六角形の規則性でできているという共通点に気づきました。

私は90粒のビーズで球体を作っています。
一粒でも数が足りなかったり多すぎたりすると、きれいな球体になりません。
この技術を習得するために、かなりの練習を重ねました。
初めの頃は、一日中やっても完成しない日もあり、諦めかけましたが、それでもやり続けました。
なぜかこの形に心惹かれて、どうしても自分で作れるようになりたかったからです。
ようやく一度も間違えずに作れるようになり、安定して完成させられるようになったとき、満足感と、揺るぎない安心感を感じたのを覚えています。

六芒星に触れたことで、私がなぜこの形に強く惹かれたのか、その理由が少し見えた気がしました。
規則に沿って作るビーズボール。私は形そのものよりも、秩序に惹かれたのかもしれない、ということです。
決まった規則に基づいて、90粒が構造の中に収まり、球体になる。
その整っていく過程、そして形を閉じる瞬間に、私は喜びを感じます。
規則性に沿って形を生み出していくことに、私は不思議な安心を感じているのだと思います。

目に見えない何かに導かれるように、私はこの形に心惹かれ、ビーズボールを作り続けているのかもしれません。
心の光を思い出す小さなお守りとして、
90粒の秩序から生まれたビーズボールを制作しています。
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